青森県内のクマが4割近く増加していた!人との“すみ分け”どうする…?東北で唯一なかった「管理計画」策定へ
県内に生息するクマの数は推定で1600頭以上と前回の調査より4割近く増えていることがわかりました。
県は管理強化ゾーンを設けるなど管理計画の骨子案を示しました。
特定鳥獣保護・管理計画はクマなどの保護や管理目標を都道府県ごとに設定しますが、青森県はクマについて東北で唯一策定されていません。
このためクマ対策の委員会で検討を進め、県が計画の骨子案を示しました。
骨子案では4つの地域に分けて人とクマのすみ分けを図ります。
このうち里山に区分される「緩衝地域」のなかに森林の整備などによって見通しを良くするなど「管理強化ゾーン」を設けるとしています。
県が去年6月から10月にかけて行ったクマの生息数を把握するための調査によりますと、県内に生息するクマの数は推定で1614頭と前回の調査から4割近く増えていることがわかりました。
★県ツキノワグマ保護管理対策検討委員会 大西尚樹委員長
「科学的な順応的管理とか広域的管理とかゾーニング管理とか考え方もどんどん新しくなってきています そういう意味では最新の保護管理計画が作れると思います」
県は来年度地域ごとに捕獲の上限なども盛り込んた計画の策定をめざします。