県内の景気判断 3期ぶりに悪化 12月短観 物価高による節約志向が強まる一方で宿泊・飲食サービスが下支え
日本銀行青森支店が発表した12月の「短観」短期経済観測調査によりますと、県内企業の景気判断は3期ぶりに悪化しました。
日本銀行青森支店の短観は、県内174社の企業から回答を得てまとめました。
それによりますと景気が「良い」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた割合を差し引いた業況判断指数は、全産業でプラス7と前回を3ポイント下回り3期ぶりに悪化しました。
物価高による節約志向が強まる一方で、観光需要が高く宿泊・飲食サービスが下支えしているとしています。
★日本銀行青森支 店益田清和 支店長
「所得環境が改善している中で消費が堅調だということだと思います」
先行きについては原材料価格や人件費が上がる中で収益が見込めない見方が強まっていることから再び悪化する見通しです。