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「積雪発電」で雪だるまの灯籠を点灯!融雪にもつながる技術の実装が雪国の救世主になるか

2024年12月13日 21:06
「積雪発電」で雪だるまの灯籠を点灯!融雪にもつながる技術の実装が雪国の救世主になるか
青森市のIT企業が開発した「積発電」を実際に使ってイルミネーションが点灯されています。

「積雪発電」を開発したのは青森市のIT企業フォルテです。
A-FACTORY前に実装された装置ではガスなどの熱源と雪の温度差でピストンを動かし電気を生み出します。
溶けた雪は温水になって道路の雪を溶かし、さらに冷やされた水としてタンクで再利用します。
最大1キロワット、携帯電話およそ200台を同時に充電できる発電が可能で、2年前から社会実験を重ねシステムを商標登録して実用化にこぎつけました。

★フォルテ営業部 鹿内大輝さん
「雪が降ると雪かきをしなくてはいけない屋根から雪下ろしをしなくてはいけないという嫌な思いがあると思いますが、その雪が電気のエネルギーに変わっているので雪が使えるエネルギーというイメージを持ってもらえたら」

積雪発電で生まれた電力は和紙で作られた雪だるま灯籠の一部に使われています。

★フォルテ営業部 鹿内大輝さん
「毎年このイルミネーションイベントをやっていると思いますが、その一部として雪を使ったエネルギーが電気に変わった瞬間を見ることができてたいへんうれしく思います」

積雪発電も利用しているイルミネーションイベント「あおもり灯りと紙のページェント」は来年の2月2日まで青森市のベイエリア周辺で行われています。
最終更新日:2024年12月13日 21:06
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