RABがお届けするスポーツコーナー「らぶスポ！」。
きょうは弘前市出身の中学1年生硬式テニスプレーヤーの渋谷月姫選手です。
14歳以下ジュニア国際大会でシングルスとダブルスで二冠を達成するなど国の内外の大会で好成績を収め奮闘する渋谷選手の強さに迫ります。

長い手足をいっぱいに使い鋭いサーブを繰り出すのは弘前市出身の中学1年生、渋谷月姫選手です。

渋谷月姫 選手
「黄色い硬いボールを打つということが私小さい頃から好きで憧れていて打ったときから楽しくて 打ってないと落ち着かないときもあるし最高な競技だと思います大好きです」

3歳のときにスキーを始めた渋谷選手は夏のトレーニングのために5歳からテニスをはじめ、そこからのめり込みました。
渋谷選手が所属する青森市のリバティテニスクラブのコーチ森下善之さんは小学1年生のころから渋谷選手を指導してきました。

森下善之 コーチ
「この選手は本当に負けず嫌いで言ったことは最後までやりきるタイプの子でなかなかいないなというふうに感じましたね」
（当時から負けず嫌いは？）
「すごかったです 年上の男の子にでも誰と何をやるにしても絶対負けないという取り組む姿勢は立派でした」
（それはいまも？）
「変わらないと思います」

負けず嫌いの性格で攻撃的なプレーが持ち味の渋谷選手、パワーを活かして鋭いショットを繰り出します。
そんな渋谷選手はさらに技術を磨くため弘前市の学校に通いながら去年から千葉県に練習拠点を移し寮生活をしながら国の内外の大会に挑戦するようになりました。
去年11月に山梨県で行われた14歳以下のジュニア国際大会では女子のシングルスとダブルスで優勝し二冠達成。
さらにヨーロッパやアメリカで行われた大会に出場し入賞するなど奮闘しています。
この日青森市で練習する渋谷選手のプレーを久しぶりに見た森下コーチは。

森下善之 コーチ
「身長も大きくなってきてもともとあったパワーがさらに増して力強さがプレーに出ているなというふうに感じています 月姫の良い部分がものすごく成長しているなと感じました」

渋谷選手の母・夕香子さんはいつも娘の成長を見守っています。

渋谷選手の母 夕香子 さん
「すごい楽しそうにしてるので試合に勝っても負けてもいつも楽しそうにテニスをしているので大好きなんだと思います」

大好きなテニスにもっと打ち込んで欲しいと県外に練習拠点を移すことを勧めたのも夕香子さんです。
それから1年がたち娘の精神面の成長も感じています。

渋谷選手の母 夕香子 さん
「コミュニケーションの能力が上がったかと思います前からみんなと仲良くなるのは早かったんですけど海外にいってその能力がまたさらにあがったと思います」

渋谷選手は今月からニュージーランドへ遠征し大会に出場しています。

渋谷月姫 選手
（海外でテニスの練習をしているのはどんな気持ちですか？）
「楽しい超えてハッピーめっちゃ楽しいハッピーで親に感謝しかないです」

親元を離れて頑張る渋谷選手の原動力は。

渋谷月姫 選手
「荷物を送ってくれたりするのでそこに入ってる手紙とかりんごとかたまに入ってて嬉しい！おいしいから嬉しいって思う」

ふるさと青森を心の支えにしさらなる成長につなげたいと意気込みます。

渋谷月姫 選手
「これまで海外で経験したことを海外の試合をして楽しかったことを下の世代の子に教えたりしてもっと最高のプレーヤーになれるように自分でもっと考えてどんどん上にいこうかなと思っています」

2年後に青森で開催される国スポ出場も目標に掲げる渋谷選手、これからの活躍に期待が膨らみます。