【特集】挑戦2025 思い背負いプロの夢舞台へ DeNA 金渕投手 巨人 吹田投手
「挑戦2025」ことし夢に挑む人たちをシリーズで紹介します。2回目はプロ野球ドラフト会議で育成指名を受け夢のスタートラインに立った2人の高校生です。プロへの思いに迫りました。
八工大一金渕光希投手。最速144キロの直球とキレのある変化球が持ち味の左腕です。
去年のドラフト会議で横浜DeNAベイスターズから育成3位指名を受けプロ野球選手という夢のスタートラインに立ちました。
12月中旬。
工業科電気コースの授業をのぞいてみるとクラスメイトと楽しそうに授業を受ける金渕投手。
★先生「素晴らしい OKです!」
難しい問題にもしっかりと答えていました。
★クラスメイト
「しゃべってみたらかわいらしくて笑顔が絶えない子です みんな応援しているのでつらくなったらみんなの顔を思い出して頑張ってほしいなと思います」
★クラスメイト
「3年間ずっとプロをめざして頑張っていたので自分たちもそれを応援して見守っていて選ばれた瞬間みんなで飛び跳ねるくらいすごくうれしかったです 金渕お前やらなあかんぞ」
クラスのみんなから愛される金渕投手。
こんなおちゃめな一面も…。
★八工大一 野球部 長谷川菊雄 監督
「金渕がひそかにサインの練習をしていたメモをたまたま拾いました」
この日金渕投手は後輩に交じりベイスターズのチームカラーのブルーのトレーニングウエアで練習に臨みます。
★八工大一 金渕 光希投手
「靴は自分で買いました もともと買ってたのが青だったんで」
Qたまたま?
「縁があったんじゃないですか」
プロの練習についていく体力をつけるため走り込みや筋トレなど指名を受けてからも変わらず馴染みの場所で汗を流してきました。
子どもの頃からの憧れは現実となり夢の始まりへ。
意気込みを書いてくれました。
★八工大一 金渕 光希投手
「目標はハマのエースになる!です 東さんのようなハマの左のエースになってチームに貢献しようという思いで書きました」
将来、後輩たちへプレゼントしたいものは…
★八工大一 金渕 光希投手
「雪国なので大きい室内練習場を 5年後で!」
八工大一の星となり輝く日が待ち遠しいです。
一方こちらは弘前学院聖愛吹田 志道投手。
188センチの長身から投げおろすストレートが武器です。
読売ジャイアンツから育成4位指名を受けプロ野球選手という夢の扉を開きました。
授業が終わり向かった先はいつもの練習場。
指名を受けたあとも毎日この場所で体を動かしています。
★弘前学院聖愛 吹田 志道投手
「このグラウンドのおかげで成長して今があると思うのでそれは本当に感謝しないといけないなと思います」
人口およそ8000人の大鰐町で生まれ育った吹田投手。
★父 亮さん
「野球のために柔道とか水泳とかやってきたので本人はずっとプロ野球選手目指してやってきましたね」
実は去年埼玉西武ライオンズに入団した成田晴風投手とは少年野球チームが同じで吹田選手が兄のように慕う存在。
指名直後にもメッセージをくれたといいます。
★弘前学院聖愛 吹田志道投手
「本当におめでとうここからだぞという風に言ってもらいました」
去年の12月東京に旅立つ吹田投手を激励しようと学校関係者や地元の人たち130人以上が集まりました。
★2人が教え子 あじゃらBBC 山本智 監督
「実は鼻が東京にまで行っているくらい鼻高々でうれしい限りで 楽しみは先にとっておいて来年以降(西武の成田投手と)2人に頑張ってほしいなと思っているところです」
★地元の人
「びっくりしました大鰐は本当はスキーが有名なんですけど野球選手が出たというのは素晴らしいなと」
そしてユニフォームに袖を通し再入場すると会場の盛り上がりは最高潮に。
★弘前学院聖愛 吹田志道投手
「まずは一軍で少しでも早く登板することですそしてそのあとはこれまで育った大鰐町を盛り上げるために大鰐スタジアムを改修して少しでも多くの子供たちや大人の方々が野球を楽しめるように頑張っていきますのでこれからも応援よろしくお願いします」
支えてくれたたくさんの人の夢を乗せ挑戦する2人。
それぞれのチームで未来へ羽ばたきます。