ロック界のレジェンドが1月26日に高知市を訪れ、県内で音楽活動をする中高生たちに熱いエールを送りました。

26日に高知市桟橋通のライブ会場に登場したのは、ロック界のレジェンド・SUGIZOさん。日本を代表するロックバンド、LUNA SEAやX JAPANなどのギタリストでもあり、作曲などプロデュースも手掛けるミュージシャンです。

招待された約120人の中高生を前に、度肝を抜く演奏を披露しました。

このイベントは県内の中高生を応援しようと高知銀行などが企画したもので、ライブ前に行われたトークショーではSUGIZOさんが夢について語りました。

●SUGIZOさん
「夢＝自分が好きなことで生きていくことと捉えることは、僕は推奨します。例えばこの中でギターが好きな人いるでしょ？ 好きで好きでたまらない人はそれだけやってればいい。そこでトップになればいい。自分で最後まで責任をもつことを前提として、もう狂っていい。狂うほどやる。世の中みんなそうだともっと素敵な社会になるんじゃないかなと僕は思う」

また質問コーナーで、歌手になりたい高校生から夢に向かって努力するなかで落ち込んだときにどう乗り越えるかを聞かれたSUGIZOさんは。

●SUGIZOさん
「落ち込むときは一回落ち込んだ方がいい。自分が何がうまくできないのか、自分のどこが弱いのか。それは知らないとだめ。知ったら落ち込むよね。一回落ち込んでいいんですよ。一回落ち込んだあと『さてその弱いところを鍛えるかと』大事なことはそこから逃げないこと。逃げてるといつまでたっても自分の弱いところが成長できない」

アドバイスをもらった高校生は。

●高校生
「自分では考えられなかったようなアドバイスをもらえてすごく勉強になった。（勇気を）もらいました」

その後、県内の高校生バンド6組の演奏が披露され、すべての演奏を聞きアドバイスを行ったSUGIZOさん。

イベントに参加した生徒たちは多くの刺激を受けたようです。

●生徒たち
「すごかったです 風格が半端なかったです」
「わたしたちが持ってるのと同じギター一本でここまでできるんだなっていうのがすごく感銘を受けてがんばろうって思いました」
「すごくモチベーションが高くなることにつながりました。本当にみられてよかったです」

音楽を愛する県内の中高生に対し、SUGIZOさんは最後まであたたかいエールを贈っていました。

●SUGIZOさん
「彼らは音楽シーンの宝なので次のこの世界を、音楽のエンターテインメントの世界を担う金の卵たち。 確かに（高知県は）距離の問題ではハンデがあるかもしれない。でもいまの時代ってあんまり関係ない。自分のレベルが上がれば気がついたらあっという間に日本中世界中つながるので、どこにいても僕はみんなの躍進というか成長を楽しみにしています」