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土佐町出身の俳優・和田正人さんが高知市で舞台挨拶 作品や高知への思い【高知】

2025年1月27日 18:57
土佐町出身の俳優・和田正人さんが高知市で舞台挨拶 作品や高知への思い【高知】
高知県土佐町出身の俳優・和田正人さんが主演を務めた映画「くすぶりの狂騒曲」の上映を記念して、1月26日に高知市で舞台挨拶を行いました。
作品や高知への思いを聞きました。

26日、高知市の「キネマM(ミュージアム)」で開かれた、映画「くすぶりの狂騒曲」の舞台挨拶。

主演を務める、土佐町出身の俳優・和田正人さんと司会進行役の映画監督・安藤桃子さんが軽妙なトークを繰り広げ、客席は県内の映画ファンで埋まりました。
映画「くすぶりの狂騒曲」は、埼玉県の劇場で活動するお笑い芸人のユニット「大宮セブン」の初期メンバー「タモンズ」を中心に、飛躍のきっかけを掴めず葛藤する芸人たちを描いた大人の青春群像劇です。
このなかで和田さんはタモンズの大波康平さん役を演じています。

上映後のトークショーでは、今回の作品を作る上で難しかった点などについて話で盛り上がりました。

■和田正人さん
「今まさにお笑い芸人として活躍している人を、今まさに僕が演じるんで、なかなかないパターン。僕たちがアプローチしたのは、モノマネやめよう。まずモノマネをする、似せることをするということは、僕ら役者の仕事じゃない。モノマネをするということにとらわれすぎると、本来この作品としての伝えたいことが伝わらない。お客さんが似てるか似てないかだけでこの映画を判断し始めることだけは絶対に避けたいなと思って」

実は、今回この映画の上映が県内で予定されていないことを知った安藤さんが配給会社に打診し、キネマMでの公開が実現したということです。

■安藤桃子さん
「ぜひ観ていただきたいのが、大成功して超明るいそういう成功物語、お笑いのサクセスストーリーじゃないけど、だからこそ1人ひとりの本当の成功、なんで自分たちが生まれてきて、何をしたくて生きてるかっていうところにすごく入ってくる。お笑いの事を知らない人も大好きな人もみなさんにぜひ観てほしい作品です」

■和田正人さん
「(高知の観客の反応に)ちょっと不安があった。今まで舞台挨拶やってきたところってタモンズのファン、お笑いのファンが勢ぞろいで来てくださって、もう絶賛なんですよ。ただそうじゃないお笑い好きじゃないとか、特に地方に住んでいる人たちが観たらどうなるかというのを結構不安だった。今日舞台挨拶したときにあのシーンがこうだったんですけどと言うと、(うんうん)うなづきながら聞いてくれてる人とか、拍手も沢山いただいたりとか結構受け入れてくださったんだなという雰囲気があったんでとても安心した」

「映画くすぶりの狂騒曲、まだまだキネマミュージアムで公開中です。最高に面白い、そして泣ける映画です。ぜひ高知の皆さん遊びに来てくださいお願いします」

話は、脱線して・・・

■和田正人さん
・高知には帰ってきますか?
「帰ってきますよ。僕よさこいは毎年帰ってきています。子どもたちの顔見せに。年に2、3回は帰ってきている。仕事あったらすぐ帰ってくる。大好きなんで」
・帰ったら必ず食べるものは?
「和楽路屋(わらじや)のうどん。あそこ大好きで必ず行くんですけど、昨日ね2時過ぎぐらいに行ったらもう麺がない言われて汁と具だけで食べて大好きです」

そして和田さんと言えば、日本大学時代、箱根駅伝に2度出場した経験があることでも知られています。

■和田正人さん
「高知の龍馬マラソン、結構ね、コースがタフなんですよね。後半の海岸沿いをすっと20キロ以降走る。結構ねしんどいんですよ。景色も変わらないんで、その中で広大な海を眺めながら高知の土地を堪能しながら存分に味わいながら、フルマラソン走る。高知ならではのコースになっているのでぜひチャレンジしてほしい。終わった後に美味しいお酒が待っている。ひろめ市場に行けば、瀬古さんとか金さんとかいろんなゲストの方が待ち受けてますので、そこをゴール地点だと思ってぜひ楽しんで欲しい。ちなみに去年僕ゲストで出させてもらった。今年は広末涼子さんが来るということで呼ばれておりません。遠くから応援しております。がんばってください」

和田さん主演の映画「くすぶりの狂騒曲」はキネマMで2月13日まで上映される予定です。
最終更新日:2025年1月27日 19:21
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