高知県出身の漫画家・やなせたかしさん夫妻を題材にしたドラマがこの春始まるのに合わせ、特別な「給食」が香美市の小学校で提供されました。

1月28日に香美市の大宮小学校で全校児童約140人に提供された「あんぱん給食」。
豚肉を使ったどんぶり、和え物に牛乳のほか「特製野菜スープ」と「ミニあんぱん」が添えられました。このうち特製野菜スープは、やなせたかしさん夫妻をモデルにしたドラマがこの春から始まるのにあわせ、香美市の学校給食センターが考案したもので、やなせさんが20年以上健康を意識して飲んでいたスープを再現して仕上げました。

レシピはやなせさんが書いた本に掲載されていて、生シイタケや、さやいんげん、キャベツ、ニンジン、ショウガなどが入った具だくさんのスープです。給食センターが去年夏から計画して今回実現したもので、子どもたちにも美味しく食べてもらえるよう、ショウガの味を少し抑えたり、鶏肉を加えて食べ応えをよくするなど工夫を凝らしました。

「あんぱん」給食は1月30日までに香美市内の合わせて10の小中学校で提供されるということで、給食センターではやなせさんの「特製野菜スープ」について、今後改良を重ねて給食の定番メニューにしたいと話していました。