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パリ五輪に出場する櫻井つぐみ選手と清岡幸大郎選手 2人にゆかりのある人物に話を聞く【高知】

2024年8月7日 18:42
パリ五輪に出場する櫻井つぐみ選手と清岡幸大郎選手 2人にゆかりのある人物に話を聞く【高知】
「夢の舞台へ」と題して、パリオリンピックに出場する高知県勢2人、レスリングの櫻井つぐみ選手と清岡幸大郎選手の背中を押す声をシリーズで伝えています。
今回は櫻井つぐみ選手の中学校の同級生と、南高校でホーム担任として2人を3年間見てきた恩師の女性に話を聞きました。

櫻井つぐみ選手の出身校である野市中学校。
今年5月、トレーニングのために高知に帰って来た櫻井選手が初日にまず訪れたのが野市中学校・相撲部でした。

櫻井選手「すごく懐かしい」

この日は相撲部の後輩たちに交じって四股を踏んだり、すり足の練習をしました。

櫻井選手の相撲部の同級生で、現在その相撲部の顧問を務めている髙橋新さんに、間もなく五輪の舞台に立つ櫻井選手について話を聞きました。

髙橋さん
「本当にオリンピック行くんだなと改めて実感できたので、このタオルを持って応援できたらと思う」

当時から、櫻井選手は黙々と真面目に練習に取り組む生徒だったと振り返ります。

髙橋さん
「物静かな感じであまりワイワイする感じの生徒じゃなくて、 練習も一緒にコツコツと真剣に取り組む姿勢がすごく見えていた」

当時の印象は今も変わっていないそうです。

髙橋さん
「あまり印象が昔と今と変わっていなくて、中学校でも物静かでのほほんとした感じだったけど、オリンピック決まってから会ったときも印象変わっていない」

オリンピックが近づいてきた7月26日、激励のメッセージを櫻井選手に送ったといいます。

髙橋さん
「ちょうど香南市役所で垂れ幕があったので、その写真を撮ってオリンピック頑張ってとメッセージを送った。本当にシンプルに頑張るって(返信がきた)」

香南市では、櫻井選手を応援するパブリックビューイングを8月8日の2回戦、9日の準決勝、10日の決勝戦に行う予定です。当日は髙橋さんも会場に駆けつけ、地元から熱いエールを届ける予定です。

髙橋さん
「一緒に四股を踏んだことを思い出して、パリでも全力で頑張ってください。応援してます」


一方、櫻井つぐみ選手と清岡幸大郎選手の高校時代をよく知る人物、2人の母校である旧高知南高校で3年間、2人のホーム担任を務めた亀井久美子さんにも話を聞きました。
高校の国際科で英語を教えながら2人を指導してきた亀井さんは、当時の2人についてこう振り返ります。

亀井さん
「(櫻井選手について)すごく明るくて素直で親しみやすくて、クラスのみんなに好かれる生徒だった。幸大郎もすごく明るくて、活動的な生徒で誰とでも友達になる子だった」

当時のクラスの卒業生で作ったSNSのグループには、担任の亀井さんを含めて今も35人が参加していて、2人のオリンピック出場が決まったときにはみんなで出場を祝い、2人を激励しました。

亀井さん
「クラスにその知らせが来て、クラスのみんなで祝福をして、すごく盛り上がった。2人とも出てほしかったので、ものすごく嬉しかったです」

2人を教え、応援していた亀井さんにはある夢がありました。

亀井さん
「卒業式の日に『私には夢があって、それは2人がパリオリンピックで活躍するところを見ることだ』と言って、私の夢を2人が叶えてくれた。自慢の誇りの生徒」

卒業生や関係者たちは8日から11日までかつての校舎に集まり、櫻井選手と清岡選手の試合を観戦し、2人を応援する予定です。

亀井先生
「つぐみ、幸大郎、今まで頑張ってきた自分を信じて、自分の力を100パーセント出し切って、絶対に2人でダブル金を取ってきてください。頑張って」

2人の初戦は、櫻井選手が8日、清岡選手が10日です。これまで関わってきた高知の人たちの応援が、夢の舞台に立つ2人の背中を力強く押しています。