贋作と判断 高知県立美術館所蔵の『少女と白鳥』【高知】
高知県が1800万円で購入し県立美術館が所蔵する絵画に贋作の疑いがある問題で14日、県と県立美術館は調査の結果、贋作と判断したと発表しました。
県立美術館が所蔵するドイツの画家ハインリヒ・カンペンドンクの作品「少女と白鳥」は、去年6月にドイツの贋作師ヴォルフガング・ベルトラッキ氏による贋作の疑いが高まり、去年10月から県立美術館が京都大学の田口かおり准教授と科学分析調査を行っていました。
3月3日、田口准教授から最終の調査報告書が提出され、14日に県と県立美術館は作品が贋作であると判断したと発表しました。贋作と判断した理由については、作品はベルトラッキ氏が贋作の制作でよく用いた用具が使われていたこと。さらに、カンペンドンクが作品を制作したとされる時期には、絵具として一般的ではない材料が使われている可能性が高いこと。作品の裏側にはベルトラッキ氏の自作と思われる、絵の経歴を示す偽造のラベルが貼り付けてあったことなどをあげています。
県は今後、購入先である名古屋の画廊に対して返金請求を念頭に置いた交渉を予定しているということです。また県立美術館では、今年秋頃の作品の公開を検討するとしています。
県立美術館が所蔵するドイツの画家ハインリヒ・カンペンドンクの作品「少女と白鳥」は、去年6月にドイツの贋作師ヴォルフガング・ベルトラッキ氏による贋作の疑いが高まり、去年10月から県立美術館が京都大学の田口かおり准教授と科学分析調査を行っていました。
3月3日、田口准教授から最終の調査報告書が提出され、14日に県と県立美術館は作品が贋作であると判断したと発表しました。贋作と判断した理由については、作品はベルトラッキ氏が贋作の制作でよく用いた用具が使われていたこと。さらに、カンペンドンクが作品を制作したとされる時期には、絵具として一般的ではない材料が使われている可能性が高いこと。作品の裏側にはベルトラッキ氏の自作と思われる、絵の経歴を示す偽造のラベルが貼り付けてあったことなどをあげています。
県は今後、購入先である名古屋の画廊に対して返金請求を念頭に置いた交渉を予定しているということです。また県立美術館では、今年秋頃の作品の公開を検討するとしています。
最終更新日:2025年3月14日 18:18