【閉店発表】愛され続けた昭和のしょうゆラーメン 大洲で半世紀以上 名物屋台「福ちゃんラーメン」歴史に幕
名物のしょうゆラーメン
愛媛県大洲市で56年に渡って営業を続けてきた屋台、「福ちゃんラーメン」が営業を終了した。
「福ちゃんラーメン」は1967年創業。
当初は大洲市内を走る「流し」のラーメン屋台として営業していたが、1970年代から大洲市役所前を定位置に、盆や正月も雨の日以外は毎日営業を続けてきた。
メニューは、自家製スープに自家製麺、ネギ、チャーシュー、海苔をトッピングしたシンプルなしょうゆラーメンのみ。
中岡福雄さん(77歳)・タツエさん(76歳)夫婦が丹精込めて作る変わらぬ味が、世代を超えて多くの人の胃袋と心を満たしてきた。
福雄さんが体調を崩し今年2月から営業を休んでいたが、再開を断念し営業を終了することにしたということ。
公式Facebookによると「再開を待ち望んでくれた皆様、長年に渡り、屋台に足を運んでくださった皆様、本当にありがとうございました」としている。
なお「福ちゃんラーメン」の味は、息子・雄二さんが屋台と同じ「福ちゃん」の名前で市内に構える店舗で味わうことができる。