きょうで改築130年「道後温泉本館」で明治時代から使用された“鬼瓦”を展示
道後温泉本館が明治27年に改築されてからきょうで130年。保存修理工事などで役目を終えた本館の鬼瓦などの展示がきょう始まりました。
道後温泉本館前の「振鷺亭」に展示された鬼瓦。125年前に作られたもので、これまで又新殿・霊の湯棟に設置されていましたが、今回の保存修理工事で新しい鬼瓦が付けられたのに合わせて、取り外されました。
鬼瓦には、道後温泉のシンボル・宝珠などが刻まれていて、松山市によると、少なくとも明治時代から、このデザインが使われていたことが分かる貴重な資料だということです。
会場には、ほかにも道後温泉の歴史を紹介したパネルなども展示されています。
道後温泉事務所 中川裕介主事:
「一番は間近で見られるというところが最大のポイント。道後温泉本館に入る前にお立ち寄りいただければ」
道後温泉本館は、きょう改築130年を迎え、ことし7月には5年半ぶりに全館営業を再開する予定です。鬼瓦などの展示は「振鷺亭」で行われています。