合鍵で侵入し公用文書を破棄 建造物侵入などで起訴の県職員(31)を懲戒免職処分に【愛媛県】
合鍵を作って侵入した県庁の部屋から公用文書を無断で持ち出し破棄したとして、県は26日付けで県畜産研究センターの男性職員を懲戒免職処分にしました。
県農政企画局 須藤達也局長:
「誠に申し訳ありませんでした」
今月19日に建造物侵入などの罪で起訴され26日付けで懲戒免職処分となったのは、県農林水産研究所畜産研究センターの主任研究員、石田和真被告(31)です。
県によりますと石田被告は今年7月、県庁第一別館の畜産課に合鍵を使って2度侵入し、公用文書4点を無断で持ち出した上シュレッダーで破棄したということです。
県の聞き取りに対し石田被告は当初「知らない」などと関与を否定していましたが、その後の警察の調べで事実関係を認め、動機について「長距離通勤になったことなどに対するストレスや、特定の職員への嫌がらせだった」と話しているということです。
県は今後公用文書について、書類の重要度に応じた保管やセキュリティ対策などを徹底し、再発防止に努めていくとしています。