入国審査の時間短縮へ 松山空港で「バイオカート」運用開始 待ち時間に指紋など登録
外国人旅行客の入国審査がよりスピーディになります。
穴井記者:
「こちらの機器の導入によって、手続きにかかる時間が従来の3分の2程度になると見込まれています」
きょう、松山空港の国際線ターミナルビルで運用が始まったのは「バイオカート」です。
審査官:
「パスポート失礼します。ありがとうございます」
これまで、外国人が入国する際に審査官が対面で行っていたパスポートや指紋の登録、顔写真の撮影を、待ち時間の間にバイオカートで済ませることで手続きの時間短縮を図ります。
きょうは、台北線の乗客およそ160人が4台のバイオカートを使ってスムーズに手続きを進めていました。
政府は、外国人の入国審査の待ち時間を20分以内とする目標を掲げていて、法務省の担当者は、「インバウンドで増加する旅行客に対する審査体制の強化と負担軽減に繋げたい」と話していました。