愛媛県内は春本番の暖かさ 菜の花の名所・双海町「犬寄峠の黄色い丘」賑わう
きょうも春本番の暖かさとなった愛媛県内。春を告げる菜の花の名所では春を先取りしようというたくさんの人で賑わいました。
伊予市双海町、「犬寄峠の黄色い丘」。一面、菜の花の黄色で埋め尽くされ多くの人が写真を撮るなどしながら、春を満喫していました。
管理人の松浦さんによりますと駐車場から近い斜面で8分咲き。一方で、今年は寒い日が続いたため、反対側の斜面ではまだ2分咲き程度だということです。
黄色い丘の見どころ、「幸せの象徴」とも言われるミモザも、今年はまだつぼみのままです。
松山から:
「初めて。写真撮ってお友達に送るのぱーっと送るの」
きょうはミモザをお目当てに、島根県からはるばる5時間をかけて車で訪れた女性も。
島根県から:
「(菜の花は)綺麗ですよすごく見ごたえもあってかわいいです香りもしますし、春です。すごいミモザの本数が立派なのがあるのでこれが満開だったらすごいなって。(菜の花)可愛いので黄色で癒されて帰ります」
毎年松山から:
A「ことしも来れたねいうて今」
B「やっぱりいいですね、においもね」
A「でも今年はちょっとミモザよりちょっと早く来たね、いつも両方咲いてるから」
B「今年春遅かったでしょう。やけん春一番に、春先取りで」
A「早く行こう!って来たね」
最高気温が松山が18.3℃、宇和島が18.2℃、鬼北町近永が17.7℃など4月上旬並みの気温のところが多かったきょうの県内。標高が高い「黄色い丘」では…
記者:
「日差しがなく少し高いところに来ているからかひんやりします」
黄色い丘の駐車場でコーヒーを販売するお店でも。
神楽珈琲 内子焙煎所 盛岡孝仁さん:
「今年は寒いと思います」
Q.そういうときにホットコーヒーは?
「そうですね今まだまだ売れます(例年なら)本当はもうアイスコーヒーに変わっているが(今は)ホットだけです」
店主の盛岡さん。本業は内子町の花き農家です。
盛岡さん:
「(ここの)ミモザを剪定して作品にして販売して、その売り上げを黄色い丘に戻すっていう活動をしているが、ことし全くミモザが咲いてなくてまだ出せない状況」
過疎化と高齢化が進むふるさとを盛り上げようと、管理人の松浦さんが休耕地を開拓して整備した黄色い丘。
その活動を少しでも応援しようと、盛岡さんは去年からミモザの売り上げの一部を黄色い丘の運営費として寄付しています。
盛岡さん:
「咲いてほしいですね。咲いたら圧巻なんでここは、見た目がもうすごいですからやっぱりミモザが咲いて菜の花が咲いて真っ黄色になる状態を見てほしい」
黄色い丘の、ミモザと菜の花の競演。今月下旬には楽しめそうだということです。