寒暖差で「咳が止まらない」アレルギー性気管支炎の患者が増加…症状と対策は?
サクラの開花を遅らせる“寒暖差”は、体調にも影響を及ぼしています。
越智クリニック 越智邦明院長:
「アレルギー性気管支炎ってのが今年は異常に多かったんです。非常にこの寒暖差まさに寒暖差が非常に激しかった」
あまり耳慣れない「寒暖差によるアレルギー性気管支炎」。その症状は…
越智院長:
「基本的に咳です。咳がとにかく一日中続く。こういうふうに連日、数多くの人が咳が止まらないですという主訴で来るっていうのは、非常にこれまさに寒暖差アレルギーの気管支に起こるということは私もそんなに経験はまずない」
開業して38年の越智医師も初めてというほど増えている、アレルギー性の気管支炎。そのメカニズムは…
「(人間は)交感神経が上がろうとすると、副交感神経で抑え込む。それから下がりすぎると上がろうとするという交感神経が働くという、こういう微妙なバランスで取れてるんですが、これが(寒暖差が)7℃以上が毎日続くと体自身がわからなくなってしまう」
厳しい猛暑の夏から、短い秋を挟んであっという間に冬を迎えた去年の天候も、影響しているのではないかと分析しています。
「ゆっくりお風呂に入るとか、それから12時前に寝るとか、食事をきっちり取るとかいう基本的なところで自律神経を整えていかないと、寒暖差にやられてしまう」
ほかにも、服装や暖房で屋外と屋内の寒暖差が少なくなるよう調節することなどが重要だということです。
越智医師は3日以上咳が止まらないなどの症状があれば、医療機関に相談してほしいとしています。