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「卑劣かつ残虐」松山市のネコ連続不審死 元大学生の男に懲役2年6か月求刑

2025年3月14日 15:20
「卑劣かつ残虐」松山市のネコ連続不審死 元大学生の男に懲役2年6か月求刑

去年、愛媛県松山市で相次いだネコの連続不審死。ネコを殺した罪などに問われている元大学生の男の裁判で、検察は「卑劣かつ残虐であり地域住民の体感治安を悪化させる犯行」などとして、懲役2年6か月を求刑しました。

松山市西長戸町の元大学生、佐藤彰真被告(23)は去年、あわせて6匹のネコに暴行を加えるなどして殺し、遺棄したとして動物愛護法違反の罪などに問われています。

きょうの裁判では被告の母親が証人として法廷に立ち、息子についておととし10月頃から目つきがおかしくなった。その翌月には自分で死のうとし、その後から精神科に通院しているなどと証言しました。

論告で検察は、被告の犯行を「卑劣かつ残虐であり被害結果は重い」としたうえで、「地域住民の体感治安を悪化させる犯行」などとして、懲役2年6か月を求刑しました。

一方の弁護側は、「一時的な精神障害による影響が大きい」などとして執行猶予付きの判決を求めました。

判決は今月28日に言い渡されます。

最終更新日:2025年3月14日 19:43