袴田巌さん再審 やり直し裁判で無罪判決 愛媛弁護士会が声明を発表
1966年に静岡県で起きた一家4人殺害事件で、強盗殺人などの罪で死刑が確定した袴田巌さん(88)のやり直しの裁判の判決で、静岡地裁はきょう無罪を言い渡しました。
この判決を受け愛媛弁護士会は、検察側が控訴しない事などを求めた声明を出しています。
戦後、死刑事件の再審での無罪判決は5例目で、このうち4例は検察が控訴せず、無罪が確定しています。
きょうの無罪判決を受け愛媛弁護士会は、和田資篤会長名での声明を発表しました。
それによりますと検察に対しては、無罪判決を尊重して、控訴せず直ちに無罪判決を確定させるよう強く求めています。
また政府・国会に対しては、再審請求手続における整備など再審法の全面的な改正を速やかに行うよう求めています。