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松山市の民家で覚せい剤を営利目的で製造 72歳女に懲役6年6か月の実刑判決

2024年12月16日 18:35
松山市の民家で覚せい剤を営利目的で製造 72歳女に懲役6年6か月の実刑判決

「覚せい剤製造への抵抗感があまりにも欠けている」

松山市内の民家で覚せい剤を営利目的で製造した罪に問われている女に対し、松山地裁は懲役6年6か月を言い渡しました。

松山市の無職 梶原久枝被告(72)は、松山市内の民家で元暴力団幹部の男らと共謀し覚せい剤をおよそ103グラム、末端価格にして638万円あまりを製造したほか、県内などで覚せい剤を使用したとして覚醒剤取締法違反の罪に問われています。

これまでの裁判で梶原被告は覚せい剤の使用については認めた一方で、製造については否認していました。

きょうの判決公判で渡邉一昭裁判長は、梶原被告が一時的な製造場所や宿泊場所として男らに自宅を提供するなど、多数の重要な役割を継続的に担っていたとしたうえで「犯行関与への主体性が認められる」と指摘。

「覚せい剤製造への抵抗感があまりにも欠けている」などとして、懲役7年の求刑に対し懲役6年6か月の実刑判決を言い渡しました。

最終更新日:2024年12月16日 19:37