【速報】愛媛・四国中央市の養豚場で「豚熱」の感染を確認 養豚場での感染確認は県内初
愛媛県は四国中央市の養豚場で、家畜伝染病であるいわゆる「豚熱(CSF)」の感染が確認されたと発表しました。
県内の養豚場での感染確認は初めてです。
県によりますと10月31日午後、四国中央市の養豚場から「ブタ5頭が急死したので調べてほしい」という内容の連絡が東予家畜保健衛生所にありました。
その後の県と国の検査で、死んだ5頭のうちの2頭と、豚舎の中から検査対象に選んだ5頭のあわせて7頭が「豚熱(CSF)」に感染していることが確認されたということです。
愛媛県内の養豚場で、「豚熱」が確認されたのはこれが初めてです。
県は1日午後9時から対策本部会議を開き、3日午前をめどに、この養豚場で飼育されているおよそ60頭のブタの殺処分を完了させるほか、養豚場の緊急消毒を行うなどの対応を確認しました。
県によりますと、これまでのところ県内の他の養豚場で異常は確認されていないということです。
県は「豚熱が人に感染することはなく、豚熱に感染したブタの肉や内臓を食べても、人体に影響はない」と呼びかけています。