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県内でもインフルエンザ患者が急増…新学期&受験シーズンの注意点は

2025年1月7日 18:32
県内でもインフルエンザ患者が急増…新学期&受験シーズンの注意点は

420、410、450…この数字、何かというと。正月の三が日に、松山市医師会の休日診療所を訪れた患者数です。

1日4人の医師で診察にあたったということで、単純計算で1人100人以上の患者を診たということに。1日400人を超える患者数は去年に比べて100人以上多いということです。

患者数増加の要因とみられるのは、先月から急増している“インフルエンザ”です。

杉本記者:
「大学入試の共通テストまで11日。今は答え合わせの時間のようなのですが、受験生たちの後ろ姿からも熱気を感じます!」

この冬、高校や大学受験に臨む受験生およそ200人が通う松山市内の学習塾です。

総合学習塾fit 梯まどかさん:
「古文ですね、浪人生が頑張って ますね、1年間勉強に注いできた子たちなので、いろんな思いを持って授業に臨んでると」

大学入試共通テストが11日後に迫る中、受験生は最後の追い込みの時期を迎えています。

受験生:
「今、情緒がこう波のよう」

受験生:
「できるだけ来ないでほしいなって…でもできることはやろうと頑張ってます」

その受験生たちが今、細心の注意を払っているのが…体調管理です。

受験生:
「外に出る時はマスクをするようにしてるのと、トマトは特に食べてます」

受験生:
「ちゃんとご飯は食べて、免疫つけるようにしてます」

県内では、年末にかけてインフルエンザの患者数が急増。先月16日からの1週間の患者数は、県内全ての保健所で‟大きな流行の発生”を示す警報レベルとなりました。

松山市内の、おのクリニック白井信院長です。

おのクリニック 白井信院長:
「年末年始の救急病院とか8時間待ちとか、そういう話も聞きました。(クリニックには)熱がある、風邪症状の方は半分以上がインフルエンザ陽性が出るかなと思いますね」

クリニックには、正月休み明けの4日からの2日半でおよそ70人がインフルエンザと診断されたということです。この数字は去年の同じ時期に比べて倍以上だといいます。

白井医師:
「早く症状を楽にしたりとか、重症化を予防する薬がすでに足りなくなってきたり、風邪の症状に使うような薬も圧倒的に不足してきている」

あすは多くの学校が新学期を迎えるほか、受験シーズンも本番となる中、白井医師が感染予防のために大切だというのが…

「一番ポイントになってくるのは 換気。接触をするんであれば広い場所で換気の行き届いた場所で、適切な距離をとって短時間でというようなことを徹底された方がいい」

先ほどの学習塾でも…

梯先生:
「寒いけど、窓を開放して全部空気を通すようにというのはやってます。30分に1回くらいかな」

ほかにも感染対策として塾生たちに、マスクの着用や入室前の消毒を呼びかけているといいます。勉強も体調も万全に。

受験生:
「一喜一憂せずに、やることをやろうと思います!」

受験生:
「後悔だけはしないように、頑張ってやろうと思います」

梯先生:
「いつものパフォーマンス、がんばってきたことを最大限発揮しようと思ったら、まず根底に健康であること、元気であることだと思うので、一人も欠けずに頑張ってほしいと思います」

最終更新日:2025年1月7日 18:32