県内各地で大雨 土砂崩れで通行止め 交通機関に影響も…引き続き土砂災害に警戒
愛媛県内は、昨夜からけさにかけて各地で雨が強まりました。大雨のピークは過ぎましたが、これまでに降り続いている雨で地盤が緩んでいるところがあるため、引き続き土砂災害への警戒が必要です。この雨で交通機関にも影響が出ました。
滝口記者:
「午前7時半、松山市駅前です。先ほどから勢いが強くなり地面を打ち付けるような激しい雨が降り続いています」
けさ、通勤通学時間帯に雨が強まった松山市内。梅雨前線や低気圧の影響で、県内ではきのうから断続的に雨が降りました。
この雨の影響によるものなのか…きょう昼前、予讃線の八幡浜駅と双岩駅の間で宇和島駅に向かっていた特急列車が、およそ1mの大きさの石と接触。特急列車に乗っていた乗客およそ20人と乗員2人にケガはありませんでしたが、八幡浜駅から宇和島駅の上下線で列車がおよそ4時間にわたり運転を見合わせました。
また、西条市の市道では山から木と土砂が崩落。4メートルの道を完全に塞ぎ、およそ500メートルにわたり通行止めとなっていて、市によると、復旧のめどはたっていないということです。
雨のピークは過ぎましたが、先週土曜日の降り始めからの雨量が内子町獅子越峠で215.5ミリ、西予市宇和で194ミリ、松山で156ミリなどとなっていて、7日間に6月の平年1か月のおよそ6割の雨が降っています。
松山地方気象台は南予では今夜遅くにかけて土砂災害に警戒し、東予ではあす明け方にかけて土砂災害に十分注意するよう呼び掛けています。