「国際ホテル松山跡地」再開発計画見直しへ “建設費高騰”で事業協力者に応募5社が辞退
松山市一番町にある国際ホテル松山跡地の再開発について、地権者などでつくる準備組合が建設計画を見直すことを発表しました。完成時期については、従来通り2030年中を目指すということです。
国際ホテル松山跡地の再開発を巡っては、外資系ホテルとマンション、それに商業スペースを盛り込んだ複合施設の建設計画が進められていました。
しかし、準備組合によりますと去年10月、基本設計の費用などをサポートする事業協力者を募集したところ、先月までに応募のあった5社全てが辞退したということです。
辞退の理由について準備組合は、「資材や人件費を含む建設費が大幅に高騰し、現時点で事業の成立に確信が持てなくなった」ことを挙げています。
これを受け準備組合は、建物の規模や事業費など建設計画の見直しを決めました。
外資系に限らず国内のホテルチェーンの誘致も視野に入れ、今年度中に計画を見直す方針で、完成時期は従来通り2030年中を目指すことにしています。
最終更新日:2025年1月21日 19:46