あす愛媛県内ほとんどの高校で卒業式 花屋も大忙し!流行取り入れ門出を祝福
春の陽気を感じ始めた中、あす愛媛県内のほとんどの高校で卒業式が行われます。卒業式に欠かせないあのアイテムにも燃料高騰の波が押し寄せていますが…流行を取り入れたアイディアで卒業生の門出を華やかに祝福です。
杉本記者:
「松山南高校に来ています。体育館では、あすの卒業式に向けて1、2年生が準備を進めています」
あす346人が卒業する松山南高校。
あす卒業:
「幕とか準備が進んでいるのを見ると、あ~卒業かとちょっと 寂しい思いになります」
1年生男子:
「部活でよくお世話になった先輩がいるので、見送りたいなと思います。将来があると思うんで成功するように」
卒業式の準備が進む体育館のステージに運び込まれたのは。
パールフローラ 吉田真樹代表:
「愛媛の花なので、さくらひめという花が入っていて。会場の端からでも、一番後ろからでもしっかり見えるように」
門出に欠かせない花 です。このお店では、卒業式用の花束の準備に追われていました。3月の花束の注文数は卒業式や会社の送別などで普段の月の2倍になるといいます。
吉田さん:
「卒業生の方からお母さんにありがとうの(花束を贈る人)いらっしゃいます。最近は卒友ブーケっていって、卒業される友達に、自分も卒業生だけど送るって方もけっこういらっしゃったりします」
まさに書き入れ時ですが、今年は寒波の影響で気温が低かったほか、燃料の高騰で、ハウスの温度が思うように上げられず、花の出荷量が減少。特に、バラは例年の3分の2ほどになっているといいます。
そこで…
吉田さん:
「韓国風ラッピング、普段の一枚でパット巻くのではなくて、 ふわっと立体的に巻くようなラッピングがすごい流行っているなという感じがします」
ラメ付きのレースフラワーや、パステルカラーの包装紙を使った“韓国風のラッピング”を取り入れて華やかさを演出しています。
吉田さん:
「集荷が少なくて大変なんですけど、ひとつ一つの気持ちがちゃんと伝わるように、より自分の気持ちが具現化されてお相手に伝わるように、そういった思いで準備させて頂いています」
県内ではあす、ほとんど高校で卒業式が行われる予定で、およそ1万1000人が新たなステージへと旅立ちます。