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2013年策定の南海トラフ巨大地震被害想定 愛媛県が改定・見直しへ

2024年1月31日 19:00
2013年策定の南海トラフ巨大地震被害想定 愛媛県が改定・見直しへ
愛媛県地震被害想定調査 報告書 2013年

あすで能登半島地震から1か月です。

愛媛県が、2013年に策定した南海トラフ巨大地震の被害想定について、改定や見直しを行う方向で調整していることが分かりました。

あすで発災から1か月となる能登半島地震では、地震で道路が寸断して半島の一部の集落が孤立し、支援が遅れるなどの状況が発生しました。

こうした中、愛媛県が2013年に策定した南海トラフ巨大地震の県内の被害想定について、改定や見直しを行う方向で調整していることが分かりました。

現在の県の被害想定では、細長い佐田岬半島に位置する伊方町で想定される孤立集落は「ゼロ」となっていて、これらの妥当性を指摘する声が上がっていました。

伊方町の孤立集落の想定についてきょうの会見で中村知事も、「能登半島での経験も踏まえて改めて伊方町と協議をしたい」と話しました。

県では、現在見直しが進んでいる国の被害想定を反映させながら南海トラフ巨大地震の被害想定を速やかに見直し、地震への備えや県民の意識を高めたい考えです。