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「ノーベル平和賞」授賞式 核廃絶を願い 愛媛から被団協メンバーが出席

2024年12月11日 18:28
「ノーベル平和賞」授賞式 核廃絶を願い 愛媛から被団協メンバーが出席

核兵器廃絶への願いを世界に届けたノーベル平和賞の授賞式に愛媛からも被団協メンバーが出席しました。

きのう、ノルウェーの首都オスロで行われたノーベル平和賞の授賞式。

日本被団協・四国地区の代表理事で、広島に原爆が投下された際、母親の胎内で被爆した松山市在住の松浦秀人さん(79)も出席しました。

ノルウェーノーベル委員会 フリードネス会長 :
「ノルウェー・ノーベル委員会は身体的な苦痛やつらい記憶にもかかわらず、自らの経験を生かして平和への希望に尽力することを選んだすべての被爆者の方々をここに称えたいと思います」

被爆証言を通じて、長年にわたり核兵器の非人道性を訴え続けてきた被団協。

長崎で被爆 日本被団協 田中熙巳代表委員(92):
「一発の原子爆弾は、私の身内5人を無残な姿に変え、一挙に命を奪いました。核兵器は一発たりとも持ってはいけないというのが原爆被害者の心からの願いであります」

代表委員・田中熙巳さんのスピーチに、松浦さんらメンバーも核兵器廃絶へ思いを新たにしていました。

田中熙巳代表委員(92):
「核兵器も戦争もない世界の人間社会を求めてともに頑張りましょう」

最終更新日:2024年12月11日 18:28