小豆島を愛した警察署長 住民有志がお見送り
香川県小豆島で、かつて「駐在さん」としても治安を守ってきた警察署の署長が退職で島を離れることになり、住民有志が思い出の太鼓台とともに送り出しました。
昨日(16日)夕方、小豆島の池田港に運び込まれたのは、地域のお祭りで使われている太鼓台。法被を着込んでいるのは、先週まで小豆警察署長を務めた渡州二警視です。退職に伴い島を離れることになり、別れを惜しんだ住民の有志が見送りのために駆け付けました。
実は20年前、当時36歳の時にも小豆島で勤務していた渡警視。安田駐在所の警察官として家族と共に2年間島で暮らし、地域の太鼓を東京の明治神宮に奉納するイベントにも参加するなど、地域密着で交流を深めました。島の人たちと交わした20年越しの約束。思い出の太鼓台も担ぎ収めです。
2度に渡り愛着を持って守ってきた小豆島の安全への願いは、後輩達に託されました。
最終更新日:2025年3月17日 18:59