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竹久夢二の幼少期を辿る 企画展

2024年5月7日 11:21
竹久夢二の幼少期を辿る 企画展

 岡山県出身で、大正時代を代表する画家、竹久夢二の幼少期の思い出を描いた作品を集めた企画展が岡山市内で開かれています。

 木槌で布を叩いてシワを伸ばす女性。幼い頃の竹久夢二が、自らの目で見た家族の姿だとされています。

 現在の瀬戸内市に生まれ育った夢二は、柔らかいタッチの美人画で知られ、大正ロマンを代表する画家として活躍しました。

 夢二郷土美術館で開かれている企画展では、ふるさとの思い出を描いた日本画など収蔵品111点が紹介されています。

 はだか祭りで有名な西大寺観音院を背景に女性が、赤ちゃんを背負う姿を描いた作品からは、夢二自身が見て育った景色を作品に込めたことが伺えます。

 夢二の幼少期を辿る企画展「夢のふる郷」は6月9日まで開かれています。