消防団に入団の専門学校生　VRで防火研修

　若者達が消防団の活性化に一役買います。この春、岡山市の消防団員となった専門学校生が、VR・仮想現実を活用した防火研修を体験しました。

　岡山市中区の岡山医療福祉専門学校で行われた防火研修。参加したのは、この春、岡山市の消防団に入団した3年生およそ80人です。

　ゴーグルを付けて体験しているのは、VR・仮想現実による消火活動。台所の油から火が出た想定ですが、慌てて水をかけてしまうと、まさに水と油。火の勢いが増してしまいます。一方、消火器を使う場合も視界が遮られてしまい、避難に必要な知識と技術を学んでいきます。

　岡山市消防局は4月から、広報活動に特化した「機能別学生団員」の運用を始めました。平均年齢47.5歳。高齢化が進む消防団に新風を期待しています。学生と消防団員、2足のわらじをはく若者達。今後、広報誌の作成や防災授業に挑戦するということです。