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地域の高校存続へ 真庭市長と高校生などが意見交換

2024年6月25日 16:50
地域の高校存続へ 真庭市長と高校生などが意見交換

 少子化が進む地域の高校のあり方を巡り、市長と高校生が直接意見を交わし存続のヒントを探る取り組みが、岡山県真庭市で始まりました。

 真庭市が始めた「市長と話そう」。初回の24日夜は、蒜山地域にある勝山高校蒜山校地の3年生や卒業生が、太田市長と高校のあり方について意見を交わしました。

 真庭市によりますと、市内の中学生の高校進学は、かつて「7割が市内」でしたが、今は「6割が市外」へと逆転。県の教育委員会は、真庭市の3つの県立高校の内、この春、1年生が2年連続で100人を切った真庭高校を再編対象としました。

 参加した生徒は、少人数ならではの距離の近さが魅力のひとつで、挑戦を後押ししてくれると訴えました。真庭市は各高校の生徒との話し合いを通じて「いま求められる魅力化」を考え、必要な意見は県の教育委員会にも伝えるとしています。