核兵器も戦争もない世界目指し アメリカ市民と被爆者らが対話「被爆者証言ツアー」記録上映会《長崎》
去年秋に被爆者たちがアメリカで行った「証言ツアー」のドキュメンタリー上映会が、長崎市で開かれました。
(県被爆者手帳友の会 朝長万左男 会長)
「2週間アメリカを横断して、それなりに成果が積み重なっていくのを見ると、やっぱりよかった」
上映会を開いたのは「県被爆者手帳友の会」です。
去年11月の証言ツアーでは、被爆者や2世、3世ら10人が2週間にわたってアメリカの3つの都市の学校などを訪問。
被爆のおそろしさを訴え「核兵器も戦争もない世界」の実現に向けて、市民と対話を行いました。
(ドキュメンタリー動画)
「横断距離およそ3万キロ、対話は21回」
ドキュメンタリーでは、高齢の被爆者が懸命に平和への願いを伝える姿や、どうすればアメリカ市民に届くのか、話し合いを重ねる様子などを記録しています。
(被爆者 三田村静子さん)
「核も戦争もない、平和な地球を子どもたちに贈る思いで活動した」
(被爆3世 山口雪乃さん)
「このドキュメンタリーをきっかけに、さらに私たちの活動や被爆者の皆さんの気持ちが広がっていくことを願っている」
県被爆者手帳友の会は、東京でも上映を予定しているということです。