介護施設の共同送迎 高梁市で実証実験
人手不足が慢性化している介護業界、岡山県で初めての試みです。高梁市は今日(11日)から、複数の通所介護事業所の送迎を一括で行う実証実験を始めました。
共同送迎の実証実験を行うのは、高梁市の成羽と高梁地域にある7つの通所介護事業所です。専用のアプリが利用者と事業所を効率的に周るルートを決め、社会福祉協議会が送迎にあたります。
事業所の負担軽減を目指す実証実験は岡山県で初めて、全国で4例目です。この内、成羽地域では6人が利用して、2つの事業所で降りました。
規模の小さな通所介護の事業所は、送迎にかかる人員の確保や労働負担の増加に大きな課題を抱えています。高齢化、人手不足が進む中山間地域で、介護事業の継続の可能性を高めることが期待される共同送迎。高梁市は1か月の実証実験で、効果やコストなどの課題を検証するとしています。
最終更新日:2024年11月11日 16:11