3000万円以上のシステムを市職員が開発 AI活用の固定資産税の算定システム 善通寺市
AIの活用で業務の効率化につなげます。香川県善通寺市は外注した場合、3000万円以上の予算がかかる固定資産税の算定システムについて、職員が開発に成功したと発表しました。
善通寺市職員が開発したのは、土地の利用状況の変化をAIで把握して固定資産税の算定につなげるシステムです。
これまでは、職員が農地などの土地の利用状況に変化がないか航空写真を使って目視で調べていたほか、毎年およそ100万円をかけて外部業者に現地調査を依頼していました。
新しいシステムは、衛星写真をAIが読み取ることでそれらの作業が原則、不要になり、大手メーカーに開発を外注すれば3000万円以上の費用がかかるということです。
市ではおととし、DX推進本部を立ち上げて業務の効率化に取り組んでいて、今後他の自治体から希望があればこのシステムを提供したいとしています。