【冬至前日】県内いずこも今季一番の冷え込みで防寒対策迫られ…県都の公園ではサウナイベントも(静岡)
2024年最後の二十四節気「冬至」を21日に控え、静岡県内各地は今シーズン一番の冷え込みに。
標高が高い御殿場市は一段と冷え込みました。
(片平 真由 カメラマン)
「富士山頂は真っ白です。きれいな雪化粧をしています」
すっきりと晴れた20日。雪化粧した美しい富士山を望むことができました。畑をのぞいてみると…。霜が降りていたり…、土の中の水分が凍ってできる霜柱も。高さは7センチから10センチほどでした。
(坂井 太一 記者)
「午前7時御殿場駅前です。手、顔、動かしずらいほど寒いです。あちらの気温計-3度となっています」
御殿場市の最低気温は氷点下4.4度。気象台によりますと、川根本町で氷点下5.1度、井川で氷点下4.4度など、7つの観測地点で最低気温が“氷点下”に。また、これらの地点を含む12の観測地点で今シーズン一番の冷え込みとなりました。この寒さに街の人も対策をしているようで。
(大学2年生)
「体が凍る寒さで、布団から出らないくらいの寒さでした」「背中にカイロを貼っているのと、お腹にも貼っています」「寒くて耐えられなかったので貼りました。温まってくれって思いで」
(小学3年生)
「外に出た瞬間寒かった」「マフラーとか手袋とかタイツを履いた」
(大学1年生)
「今帰省中で、東京よりも寒くて朝も(気温が)マイナスだし」「お母さんにタイツを借りて帰るところです」
一方、最低気温が1.4度まで冷え込んだ浜松市中央区。
(西尾 拓哉 記者)
「浜松市の佐鳴湖です。けさは遠州特有の強い風は比較的穏やかですが、マフラー にコート羽織っているんですが、やはり、かなり寒いですね」
ここは、水と緑に囲まれ市民の憩いの場となっている佐鳴湖公園。色づく紅葉に…羽を休める野鳥の姿も。気温は平年を3度ほど下回りましたが、散歩やジョギングを楽しむ人たちが多くみられました。
(浜松市民)
「突然、ここ1か月ぐらい急に寒く なった。もう冬支度」
(浜松市民)
「冷え込みが厳しい、風が吹くと、 体感が何度も変わるので穏やか な方がいい」
(中学生)
「最近は吐く息も白くなってとても冷たいし、冬になったなと感じる」
20日朝は、冬の季節風である「遠州のからっ風」が穏やかだったこともあり、やや“薄着”の人も…。
(浜松市民)
「歩くと汗がにじみ出るというか、 こうやってハンドタオル持って いるぐらいだもん」
Q.まだ歩くと汗が出る?
「うん、結構ね。穏やかな日が多い方がいいけど」
こうした中、沼津市立静浦小中一貫校では、21日からの冬休みを前に終業式が行われました。式の中で、学校ゆかりの調理師が招かれ、スイカに学校の校章などが刻まれたフルーツカービングを披露。
教室に戻ると、担任の先生が冬休みのしおりを配り、規則正しく過ごすことなど、21日からの冬休みに向けての心構えを確認しました。
(小学4年生の児童)
「正月におじいちゃんの家に集まっておせち料理食べる」「冬休み終わったらテストがある ので自主勉強もがんばりたい」
(小学4年生の児童)
「クリスマスにご褒美をもらう」「欲しいものはゲーム」
21日から17日間、待ちに待った冬休みが始まります。
静岡市では冷え切った体にはうれしいイベントが。
(山﨑 幸太 記者)
「私は今、駿府城公園の中にいます。この寒い一日、体を温めるにはぴったりな、サウナイベントが開かれています」
なんと、駿府城公園内にテントや車両を使ったサウナが設置され、楽しむ人達の姿が。
(参加者)
「おお~焼けてる焼けてる」
「静岡サウナ協議会」が開いたこのイベント。市の条例改正で、衣類を身に着けて利用するサウナ室なら、外から中が見えてもいいことになったため、「アウトドアサウナ」が、実施しやすくなったことを周知するために開いたものです。
(静岡サウナ協議会 川井 敏行 代表理事)
「テンションあがりますよ。駿府城公園ですからね」
会場の様子を見に来ていた、静岡市の難波市長。
(静岡市 難波市長)
「このまま入っていいんですか?うお~くるな~」
静岡茶を使った蒸気の香りも堪能していました。
冷え込みが一段と厳しくなった県内、お出かけの際は十分ご注意ください。