将棋の王位戦第6局が開催される予定だった静岡・牧之原市で、藤井聡太七冠によるトークショーが開催されました。会場には、おやつの候補に選ばれていた“幻のスイーツ”も。

（司会）
「藤井聡太王位ですどうぞ！」

9日、静岡・牧之原市を訪れた藤井聡太七冠。藤井七冠は、渡辺明九段との「王位戦」で4勝1敗で勝利し5連覇を達成しました。第6局は10日、11日、牧之原市の「平田寺」で対局する予定でしたが、第5局で決着したため牧之原市で、9日、代替イベントが開催されました。会場には、イベント開始を前に多くの将棋ファンの姿が。

（ 将棋ファン）
「リアルに藤井王位を拝見できるというか、お会いできるのがうれしいなと思って、楽しみにしてきました」

藤井七冠の絵を描いてきたという熱烈なファンも…。

（ 将棋ファン）
Q.きょうはこれを藤井さんに？
「ここにサインをもらいたいと思って」

会場には、藤井七冠が食べるかもしれなかった“勝負おやつ”も並び、にぎわいをみせていました。

（ 将棋ファン）
「（藤井7冠が）これを食べるのかなと思いながら、きょうは食べてみます」

（ 将棋ファン）
「おまんじゅう（買った）」「この子おまんじゅうが好きなので大きいのを買いまし た」

そして午後3時。藤井七冠が登場すると、会場のボルテージは最高潮に。盛り上がりを見せたのは質問コーナー。牧之原市の印象について聞かれると。

（藤井 聡太 七冠）
Q.牧之原市の印象は？
「牧之原台地の一面の茶畑が強く印象に残っていて、食事やおやつも市内の店から用意いただいて、どれもおいしく、また来ることができてうれしい」

牧之原市出身の加藤女流四段からは、こんな質問が。

（牧之原市出身　加藤 桃子 女流四段）
Q.サーフィンはどう？
（藤井 聡太 七冠）
「サーフィンは全く未経験で、海でなくても人工波のサーフィン施設が市内にあると思うので、まずはそちらで練習をしたいと思います」

さらに、リラックスする方法について聞かれると。

（藤井 聡太 七冠）
Q.リラックスする方法？
「普段から公式戦の対局が中継されていて、それを見るのが結構好きで、やっぱり将棋なのかと思われてしまいそうなんですけど」「最近はトレインシミュレータもやっていて、駅の停止位置にぴったり停めるのが難しいので、逆にそれができると達成感がある。将棋とは違った達成感がある。ただ、やり過ぎには気を付けている」

牧之原市は、2025年も王位戦の対局が行われることを期待したいと話しています。