アーケード名店街の「防火建築」解体前に見学会(静岡・沼津市)
沼津市のアーケード名店街に戦後建てられた「防火建築」が解体されるのを前に、8月26日に見学会が行われました。
沼津市の「アーケード名店街」にある鉄筋コンクリートの共同住宅。
この建築物は戦後間もなく開始された「都市不燃化運動」の先駆けとして1954年、「沼津本通防火建築帯」として完成しました。建物は3階建てで、1階に十数件の店舗が入り、2階と3階が住居となっています。
「日本建築学会賞」も受賞し当時から注目され、この日も、建築ファンや建築学部の大学生、子どもの頃よく来たという市民など多くの人が見学に来ていました。
建物は再開発により、10月以降に解体される予定で、2028年には1階が店舗となる10階建てのマンションが完成する予定です。