新サッカースタジアム構想の行方は?候補地…製油所跡地の土地利用について調査結果発表(静岡市)
静岡市の新サッカースタジアム構想をめぐり、難波市長は、候補地となっている清水駅東口近くの製油所跡地の土地利用について、調査結果を発表しました。長年議論が続く新サッカースタジアム構想の行方は…。
(静岡市 難波市長)
「時間をかけているとIAIスタジアム日本平の老朽化対応の話が進んでいく。できるだけ早く決めたい」
静岡市の新サッカースタジアム構想をめぐっては「IAIスタジアム日本平」がJリーグの施設基準を一部満たしていないことから、清水駅東口のENEOS・清水製油所跡地に新設する案が最有力となっています。
難波市長は、あくまで「民間の投資案件になる」として、民間からの投資を呼び込むため、土壌や津波想定など土地利用に関する調査を行ってきました。
そして26日、静岡市は調査が終了したとして最終報告を発表。最終報告では、整備に向けて必要となる防災対策や土壌汚染対策のほか、商業施設やホテルなどを含めた土地活用のイメージ案などが示されました。
その上で、難波市長は、新サッカースタジアムを含めた周辺のまちづくりについて、今後、計画案を民間から募集する方針を示しました。
(静岡市 難波市長)
「静岡市の将来のためには、アイスタの大規模改修を行うよりも、JR清水駅東口でスタジアムを含め、まちづくりに投資が行われるほうが社会的な便益が高い」
また、新サッカースタジアム構想の今後については…。
(静岡市 難波市長)
「スタジアムを含むまちづくりに民間投資が入ってきて、スタジアムを実現できるのかは1年以内に判断する必要がある。数社に関心をもっていただいている。土地利用の考え方を提示したので、これから具体的な話が進めばいい」
すでに数社の関心があると明かした上で「1年以内には判断したい」と話した難波市長。静岡市に新サッカースタジアムはできるのか。今後の進展が注目されます。