【リニア】鈴木知事就任後初めて大井川流域市町の首長と県庁で意見交換…議論に進展はあるか?(静岡)
リニア中央新幹線の問題を巡り、静岡県庁では、23日午後、鈴木知事が就任後初めて、大井川流域市町の首長と意見交換を行っています。議論に進展はあるのでしょうか?
(増田 大記 記者)
「知事との意見交換会のため、大井川流域の首長が県庁の会議室に入っていきます」
23日、午後5時過ぎから県庁で行われている鈴木知事と大井川流域市町の意見交換会。島田市の染谷市長や焼津市の中野市長など、流域10市町の首長らが一堂に会し、リニア問題について意見が交わされています。
リニア問題のひとつのポイントとなる知事と流域市町の関係性。
川勝前知事の時にも、意見交換の場がもたれてきましたが、田代ダム案を巡る意見の食い違いなど、互いの「認識の違い」が露わとなり、その溝は埋まらないまま、川勝前知事の辞職を迎えたのでした。
今回、大井川流域市町の首長と初めて意見交換の場に臨む鈴木知事。事前に開かれた定例会見で、その目的を問われると…。
( 鈴木知事)
「このリニアの事業推進にあたりましては大井川流域市町の皆様のご理解が大変重要です、そういう意味で首長の皆様と率直な意見交換をして、それぞれの皆様がどういう考えを持っているか、意見をもっているか、お伺いすることが今回の目的」
意見交換会の冒頭、鈴木知事は、岐阜県で起きた水位低下の問題での県の対応や、山梨県側から行われているボーリング調査の合意に関して説明し、率直な意見を交わし有意義な会にしたいなどと話しました。
鈴木知事は、テーマは設けず自由に意見を交わす会にする方針だということで、意見交換会は、23日午後7時ごろまで行われる予定です。