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静岡東部・伊豆 28日にかけて大雨警戒 松浦気象予報士解説

2024年9月27日 19:28
静岡東部・伊豆 28日にかけて大雨警戒 松浦気象予報士解説

(松浦悠真気象予報士)
27日午後5時現在、セノバ前(静岡市葵区)に雨は降っていません。

28日にかけて、場所によって大雨なる恐れがあります。現在の雨雲レーダーを見ていきますと、県内の陸地には目立った雨雲はかかっていません。南海上に前線や低気圧に伴う活発な雨雲が広がっていまして、この雨雲は北東の方向に進んでいるものがメインになっています。ですのでこの雨雲が急に上がってくることも今のところなさそうです。

27日の天気図を振り返っていきますと、元台風16号である熱帯低気圧は九州の南海上にありまして、その北東側に秋雨前線が伸びていました。この熱帯低気圧から送り込まれる暖かく湿った空気の影響で、前線から、前線の南側にかけて発達した雲が広がっていましたが、前線の北側に入っていた県内は雨雲が発達することがなかったということです。

そして28日の天気図にしていきますと、前線の位置はあまり変わりません。そして元台風16号である熱帯低気圧は、前線上に取り込まれるような形になりまして、だんだんと近づいてくる予想となっています。この低気圧に関しても、南海上を進んでいきますので、静岡県内の広範囲に活発な雨雲がかかる恐れは今のところ小さくなっていまして、26日の予想では警報級の大雨というところがあったのですが、今の最新の予報ではそこまではいかないという予報になっています。

雨雲の予想をみていきますと、この元台風16号と別の低気圧が、27日の夜に南海上を進んでいきそうなのですけれども、27日の夜から28日の朝にかけまして、南海上を北東に活発な雨雲が進んでいくのですが、その雨雲が伊豆にはかかる可能性があります。1時間に40ミリ程度の激しい雨が降る可能性がありますので、伊豆の方は注意をしてください。

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