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【解説】“数年に一度”の「最強・最長寒波」で静岡県内も厳しい寒さ…今後の見通しは?気象予報士が詳しく

2025年2月5日 18:22
【解説】“数年に一度”の「最強・最長寒波」で静岡県内も厳しい寒さ…今後の見通しは?気象予報士が詳しく

数年に一度とも言われる「最強・最長寒波」が各地に大雪をもたらし、県内でも5日は厳しい寒さで真冬日となったところもありました。今後はどうか、松浦悠真気象予報士に解説してもらいます。

(新静岡セノバ前から中継・松浦 悠真 気象予報士)
この先、まだ、厳しい寒さが続いていく見込みなのですけれども、静岡県内でも雪の降るとこらが、これからまだ出てきそうなんです。

5日の午後4時現在の天気の「推計(気象)分布」というのをみていきますと、西側から風が吹いている影響で、西部・中部の山地では雪が降っているところがあるようなんです。こういった雪雲が、これからも流れ込みやすいという状況が続いていきそうです。

上空の寒気の強さが、どうやら、5日夜がいったんピークとなりそうなんです。上空1500メートル付近で、マイナス9度以下という寒気が、県内をすっぽりと覆っているのですけれど、それよりもう一段強いマイナス12度以下というのが、西部・中部にかかってきます。このくらいの強さの寒気だと、かからない年もあるくらいですので、数年に一度のレベルといっても過言ではないような強い寒気が訪れるということになりそうです。

今後の降水の予想を見ていきますと、5日の夕方から(降水量予想図を)動かしていきます。夕方から夜にかけまして、気圧の影響などもありまして、山沿いだけではなくて、このように平地にも降水域がかかってきそうなんですね。先ほど(説明した)寒気の強さからすると、どこでも雨ではなくて雪となる可能性が高いですので、今回、平地で初雪の可能性もあるというような寒気の強さです。

今後の24時間に予想される雪の量をみていきますと、西部・中部の山地を中心に、3センチ前後降ってきまして、路面にも積もる可能性があります。それだけではなくて、平地でも雪の予想が出ていまして、積もるほどではないですけれども、平地も路面の凍結にはお気を付けください。

最終更新日:2025年2月5日 18:22