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相次ぐ高齢ドライバーの事故 「運転に自信はある」雪道想定の運転シミュレーター体験も衝突

2023年11月14日 18:56
相次ぐ高齢ドライバーの事故 「運転に自信はある」雪道想定の運転シミュレーター体験も衝突

高齢ドライバーの免許返納は、様々な事情もありなかなか進まないのも現状です。

しかし、高齢者の運転による事故も後を絶たないことから、考えるきっかけにしてもらおうと、いろいろな仕掛けで返納を呼びかけるイベントが増えています。

運転シミュレーターを体験している男性は72歳。

免許返納を考え始めているといいます。

想定は「冬の雪道」。

およそ50年にわたってハンドルを握り続けてきたという男性。

挑戦する前にはー

(男性)「運転には自信があると思っています」

いざ運転してみると…

交差点でタイヤがスリップし、大きく外側へせり出しながら曲がっていきます。

そして住宅街に差し掛かると…

ブレーキが遅れ、ハンドルを切って避けようとしましたが、左から出てきた子どもに衝突してしまいました。

(男性)「(子どもが)止まるだろうという“だろう運転”なんだよね。悪い運転の仕方なんだよね」

道内では「高齢ドライバー」による事故が後を絶ちません。

先月15日、札幌市北区では85歳の高齢男性が運転する乗用車が店舗に突っ込み、ガラスを突き破りました。

けが人はいませんでしたが、男性は「アクセルとブレーキを踏み間違えた」と話していました。

その2日後には釧路市の病院敷地内で親子が車にはねられ、4歳の女の子が死亡。

この痛ましい事故でも、調べに対し77歳の男性運転手は「運転操作を誤った」などと説明していました。

運転シミュレーターの隣に設けられた窓口を男性が訪ねてきました。

まもなく84歳になるといいます。

その目的は…運転免許証の自主返納。

持ってきた免許証に穴が開けられ、手続きにかかった時間はわずか10分ほど。

(男性)「家族も同じ感覚で、年齢が年齢だからぼちぼちもういいのではないかということで、自分だったらひかれてもなんてことないけど、相手もあることだから」

窓口の隣に設けられた反射神経を測定する装置を試しに挑戦してみるとやはり…

(警察官)「測定したら90歳でした」

(男性)「90歳はやばいよね。事故なくおわったんだから御の字だよね」

(豊平警察署交通一課 村田和外課長)「北海道は高齢者による交通事故の割合が高い。雪が降れば車は滑るし止まらないことも勘案したうえで、運転に不安のある方は気軽に警察署に相談しに来てほしい」

運転歴が長くなっても過信は禁物。

体の変化も意識しながら慎重な運転を心がけることが大切です。