「商品を売らない」体験型の店 北海道に初出店 触れて体感・オンラインストアなどで購入可能
「商品を売らない」。
斬新なコンセプトの店が北海道内に初上陸です。
その名も、体験型ストア「b8ta」。
開店初日の15日、早速多くの客が訪れました。
いったいどんな店なんでしょうか。
人の声や表情に反応する、愛くるしさが人気のロボットにー
こちらは手のひらサイズで持ち運び便利な髭剃りです。
これらの商品が並ぶのは、札幌市内で15日から19日まで期間限定でオープンした体験型ストア 「b8ta」。
インターネット販売を専門とした企業の商品を中心に、最先端の家電やリュックなどおよそ10種類の商品を取り扱っていて、客は実際に手に取って体験することができます。
(森永記者)「こちらピントを自動で合わせるメガネですが、装着してみますと遠くを見て近くを見てもピントが自動で合うので疲れがないということです」
記者が体験したのは、センサーで距離を測定してピント調節を手助けするメガネです。
(森永記者)「このメガネを購入したいのですが」
(スタッフ)「ここで販売はしていないです。当店は体験がメインです。商品を購入するときはオンラインストアなどをご案内します」
体験型ストア「b8ta」の1番の特徴は「商品を売らない」こと。
手に取って実際に体験して、商品の魅力を伝えることが目的です。
60センチ×40センチのブースを一か月35万円で企業に貸し出ていて、購入を希望する客にはオンラインストアなどを紹介しています。
そして、人気を集めているのがこちらの自撮りドローンです。
さっそく店外で体験してみました。
重さはたったの99グラムで、特別な免許は不要。
ボタン一つで飛び立ち、AIが自動で追跡して撮影してくれます。
人と商品をマッチングさせるという新しいサービス。
企業にとっては商品を広く知ってもらうことができますが、実は客側にもこんなメリットがー
(客)「どういうものなのか実際に触れられるのがいい」
(客)「店員さんが寄ってくると圧力を感じるが、説明してもらいながら体験できるのでよかった」
いろいろな商品に触れられるという気軽さが反響を呼び、東京や大阪などにすでに4店舗を構えるなど、いま広がりを見せています。
(ベータ・ジャパン 北川卓司代表)「普段接点を持ちにくいブランドとお客さまの接点をつくることがでる。偶然の出会いを創出できる。すらっと寄ってもらって新しいものを発見・体験することが一番のメリット」
やりたくてもなかなか行動には移せない商品の体験。
実際に手に取ることで思わぬ商品との出会いも増えていきそうです。