北海道江別市の公園で２０２４年３月、練炭の火を車に燃え移らせて、女性２人の自殺を手助けした罪に問われていた女の裁判で、札幌地裁は女に対し、懲役３年・保護観察の付いた執行猶予４年の有罪判決を言い渡しました。

自殺ほう助の罪に問われていたのは、寿都町の無職・井上沙織被告２６歳です。

井上被告は２０２４年３月、江別市の野幌森林公園の駐車場で、大学生と高校生の女性２人と共に自殺しようと考え、練炭の火を車に燃え移らせて女性２人を焼死させ、自殺を手助けしたとされています。

２１日の判決で札幌地裁は「２人の尊い命が失われた結果は重大」と指摘。

一方で、「生い立ちや家庭環境から死にたいとの気持ちを強めていった背景には同情すべき点もある」として、井上被告に懲役３年・保護観察の付いた執行猶予４年の有罪判決を言い渡しました。