「成人式があってよかった」コロナ禍乗り越え成人の日 “エスコン”や“ウポポイ”でも 北海道
1月8日は成人の日です。
この3連休は北海道各地で二十歳の門出を祝う式典が開かれました。
新型コロナの5類移行を受けて、人数制限の解除や新しい会場での開催など、ことしの「二十歳を祝う式典」は様々な変化がありました。
晴れ着に身を包み記念写真を撮る若者たち。
「成人の日」の8日、道内で唯一「ニ十歳を祝う会」を開催した空知の浦臼町。
若人に抱負を聞いてみるとー
(参加者)「リハビリの先生になるために勉強をこれからも頑張りたい」
(参加者)「将来は博物館に関わる仕事をしたい」
(参加者)「いままで育ててくれてありがとうと言いたい」
(記者)「まだ言えていない?」
(参加者)「まだ言っていないです。恥ずかしくて言えていない」
道内の多くの自治体では3連休中日の7日、20歳を祝う式典が開かれました。
北広島市の「はたちのつどい」はことし一味違うようでー
きつねダンスを披露するファイターズガール!
ことしの会場は北広島の新たなランドマーク「エスコンフィールドHOKKAIDO」です。
(伊藤大海投手)「本日成人の日を迎えられた皆さん、ご家族の皆さん本当におめでとうございます」
大型ビジョンにはファイターズの選手からメッセージが映し出されるなど、参加者にとって忘れられない一日となりました。
(参加者)「球場なので景色を見ながらワイワイできるのはいいです」
(参加者)「豪華な感じがして記念になっていいです」
胆振の白老町ではー
参加者の前で繰り広げられるアイヌ民族の伝統舞踊。
白老町の式典は民族共生象徴空間「ウポポイ」で開かれました。
マチを代表する施設での開催に、地元への愛着も深まったようです。
(参加者)「踊りがとってもかっこよくて、友達も働いているので見られてよかった」
(参加者)「僕たちはアイヌ文化に触れてアイヌ文化とともに育ったんだなと改めて実感しました」
久しぶりの「フル開催」もー
(金澤記者)「札幌市東区では久しぶりに制限のない二十歳のつどいとなっています。皆さんおめでとうございます」
札幌市東区の式典は、コロナ禍以降午前と午後の2部制でしたが、ことしは4年ぶりに1部のみで人数制限のない開催となりました。
会場には東区のマスコット「タッピ―」と記念撮影できるイベントコーナーが用意されるなど、にぎやかな式典のカタチが戻ってきました。
10代後半に自粛生活を送った世代だけに参加者の思いもひとしおです。
(参加者)「修学旅行がなかった世代なので成人式があってよかったです」
(参加者)「コロナ禍で制限があったからこそ、出会える時を大切にできるようになった」
コロナ禍を乗り越え、ハレの日を迎えた若者たち。
地元への誇りを胸に大人の階段を駆け上がります。