フキノトウも顔を出すほどの陽気 自転車や靴、はやくもかき入れどき 始まる春物商戦 北海道
12日の北海道内は、函館や札幌など各地で日中の気温が2ケタの10℃を超えるなど、2025年で一番の陽気となりました。
この陽気で雪解けが進むなか、春物商戦も本格化しています。
やわらかな日差しが照りつけ、歩道の雪もなくなった函館市。
(東海林記者)「日当たりの良いこちらの斜面ではフキノトウが顔をのぞかせています」
函館では日中12.7℃まで気温が上がったほか、釧路地方の中徹別では13.7℃と道内で最も気温が上がりました。
また、最高気温が2025年で一番の11.6℃とぽかぽか陽気となった札幌では、子どもたちが保育士と散歩する姿も・・・
雪解けが進み、歩道には大きな水たまりもできていました。
春の到来が感じられる中、札幌市清田区の大型商業施設では春物商戦も熱を帯びています。
(長岡記者)「店内には数多くの自転車がところ狭しと並んでいます」
こちらは一般的な自転車ですが、最近では6段変速やLEDオートライトに、耐摩耗タイヤやパンクしにくい肉厚チューブを兼ね備えているといいます。
また、特に人気なのがスポーツタイプの自転車で、7段変速にLEDオートライトのほか、パンクしないエアレスタイヤで、通勤通学用として買い求める人が増えているということです。
ここでは春先のこの時期に最も多く商品を取り揃えていて、いまが一番のかき入れどきだといいます。
(イオンバイク札幌平岡店 滝沢智也店長)「自転車自体が最近価格自体が上がってきていますので、買い替え需要というのが減ってきています。比較的、自転車自体、丈夫なものを選ぶ方が増えてきているかなと思います」
札幌市豊平区のスポーツ用品店です。
こちらでも大きく売り上げを伸ばしている商品がありました。
(ゼビオ ドーム札幌月寒店 北谷直人さん)「こちらのアディダスの新しいランニングシューズになります。かなり柔らかくクッション性があるというところで、初心者のランナーの方でもおすすめですし、誰にでも履きやすいランニングシューズになっております」
店では初心者用から上級者用まで数多くのランニングシューズを取り揃えています。
2025年は客の出足が早く、売り上げも2024年の同じ時期と比べて3割ほど伸びているといいます。
(ゼビオ ドーム札幌月寒店 北谷直人さん)「これから新生活でランニングを始めたいという方もかなり多いですし、また通勤用だったり仕事用で履く方もかなり多くなっているのが現状です」
なかにはこの陽気に誘われてシューズを見に来たという人もいました。
(客)「マラソンも少し始めたので、春先にだいたい4年目なんですが靴を毎回買い替えるので、何となくロードも走れそうな感じだったので、それに伴って新しい靴がほしいなみたいな感じです」
また、新学期を前に2025年はすでに人気ブランドを中心に通学用のカバンも売れていて、雪解けとともに春物商戦も過熱しています。