「洋上慰霊」8月中旬から実施…鈴木知事が明言 「洋上慰霊は苦渋の判断」北方四島の墓参再開を
北方領土での墓参の再開が見通せないなか、鈴木知事は船の上で先祖を供養する「洋上慰霊」を8月中旬から実施する方針を明らかにしました。
(鈴木知事)「洋上慰霊を8月中旬から9月中旬に実施することとして、関係団体と具体的な内容の調整を行っていく」
鈴木知事は会見で、北方領土の元島民らが船の上から先祖を供養する洋上慰霊について、8月中旬から実施する方針を示しました。
今後、詳しい日程を調整したうえで募集を始めるということです。
北方四島の墓参は、コロナ禍や日露関係の悪化を背景に、2019年を最後に実施されていません。
鈴木知事は「洋上慰霊の実施は苦渋の判断」としたうえで、墓参の再開に向けたロシアとの交渉を政府に求めました。