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「物価が高くて…」日経平均株価が初の4万円超え 好景気の実感薄く恩恵は限定的 北海道

2024年3月4日 18:46
「物価が高くて…」日経平均株価が初の4万円超え 好景気の実感薄く恩恵は限定的 北海道

東京市場で日経平均株価が史上初めて4万円台の大台に到達しました。

物価高で好景気の実感が伴わないなか、日経平均株価の上昇で北海道経済や私たちの暮らしに恩恵はあるのでしょうか。

東京市場は日経平均株価が4万円台を突破して取り引きが始まりました。

株価上昇の要因は、アメリカでIT関連銘柄の多い株価指数が2日連続で史上最高値を更新したことです。

この流れを受け、東京株式市場でも日経平均株価がことしに入ってから6500円以上、上昇しています。

日経平均株価の急速な上昇ですが、物価高のなか、道民からは好景気の実感がないといった声が多く聞かれました。

(女性)「景気が良い感じはしないです。物価が高いということしか感じないですね。お給料が上がっているかもしれないが、引かれる税金も増えている感じがある」

(女性)「私が持っている株がもっともっと上がってくれればそれが良いですが、なかなか」

では、道内経済や私たちの暮らしにどのような影響があるのか、専門家に聞きました。

(第一生命経済研究所経済調査部 永浜利広首席エコノミスト)「株価の上昇が多くの人の暮らしを押し上げるかというとそれはたぶん可能性は低くて、日本経済全体がそこまでよくなっているのかというとそこまでではないので、株が上がれば若干経済にプラスですけれども、日本国内で日本企業が稼げるようにならないと、なかなか我々の賃金が上がっていくというのは難しいと思う」

4日の終値は4万109円、大台をキープしたまま午後3時に取引を終えました。

市場関係者からは経験のない4万円台の相場に警戒感が示されていますが、我々の生活への恩恵は限定的のようです。