【母親裁判詳報⑥最終報】「なんで修さんまで逮捕されるか。思ってもいなかった。」
親子3人が逮捕・起訴されたすすきののホテル殺人事件で、母親の7回目の裁判が2024年12月12日開かれました。
12日は、弁護側の被告人質問が行われ、被害者家族に対し浩子被告は、「深く申し訳ないと思う」と述べました。
浩子被告が法廷で証言するのは、初公判以来、半年ぶりです。
【弁護側からの追加質問】
▼ドールについて
Q)瑠奈さんが中古のドールを綺麗にしたのは被害者と瑠奈被告が出会う前?
A)出会う前です。
▼事件後について
Q)瑠奈被告が殺人をしてから聞かなかったのはなぜ?
A)尋常じゃない普通ではないことをしたことは分かっていたが、なぜというか聞こうとはしなかった
Q)修被告とは話したことは?
A)ありません。娘のやることになぜと思う習慣がなかった。
Q)撮影について修被告にどういうことについて撮影したと聞いたことは?
A)ありません。瑠奈からもありません。
Q)損壊されるシーンが撮影されていたと聞いたのはいつ?
A)検察庁の検事からこういう感じでと。
Q)(撮影を)頼まれた段階で何を撮影をするかは聞いていた?
A)聞いていません。
Q)動画がさらに損壊するところを撮るとは思わなかった?
A)(損壊を)さらにするという発想はありませんでした。
Q)修被告には具体的になんて頼んだ?
A)浴槽で何かを撮影すると。
Q)瑠奈被告は逮捕されると考えていたが、自身は?
A)全く考えていませんでした。
Q)修被告の逮捕も?
A)なんで修さんまで逮捕されるのか、思ってもいなかった。
Q)瑠奈被告から被害者の頭部を置いていいか聞かれたことは?
A)ありません。
Q)自身から頭部を置くことを聞いたことは?
A)一切ありません。
Q)(瑠奈被告が)頭部を持ち帰ってから捕まるまでの間、振り返るとやることは他になかった?
A)通報するべきではなかったと思います。世界が敵になっても警察に通報ができなかったし、通報しなくてよかった。
【検察側からの質問】
Q)「瑠奈は死んだ」という前からシンシアという人格はあった?
A)はい
Q)「瑠奈」に戻ることはありましたか?
A)たまにそうかなっていうこともありましたが、一貫して戻りませんでした。
Q)言葉遣いに気を付けていたようですが、遠回しで言わなければいけなかった?
A)違うとは言いませんでした。
Q)遠回しということ?
A)そうですね。
Q)瑠奈被告への言葉遣いは気を使っていた?
A)自分が奴隷だとは思っていないので、いつも綺麗な言葉遣いを使っていたわけではありませんでした。怒りを一旦鎮めるために使っていた。
Q)瑠奈被告に気を使って生活していた?
A)何か瑠奈が死んでしまうというのはありました。
Q)パワーストーンや古着は欲しいって言ったら買うんですか?
A)すべてと言ったら語弊があるかもしれない。
Q)仕事はしていなかった?
A)そうです。
Q)お金は?
A)修さんが働いたお金から。
Q)ドールも?
A)そうです。
Q)深夜にゲームセンターに連れていくこともありましたか?
A)(瑠奈被告は)昼夜逆転していたのでそういうことも。
Q)修被告は断ることはできませんでしたか?
A)できないときはできないと伝えていた。
Q)(瑠奈被告が)ドールを干していたことは見たことがありますか?
A)あります。
Q)回数は?
A)2回
Q)瑠奈被告がドールにメイクしているところを見たことは何回?
A)何回もあると思います。
Q)ジャックオランタンに使うかぼちゃ、目や口をくりぬくのに使うノコギリは?
A)細身の片刃のもの
Q)何センチくらい?
A)20センチ以上
Q)幅は?
A)20センチぐらい
Q)アクリル板を切り出すノコギリはどんな感じ?
A)お店の詳しい人に聞いて買ったと思います。
Q)大きさは?
A)30センチ、幅5センチくらい
Q)折りたためるタイプ?
A)折りたためないタイプだったと思います。
Q)瑠奈被告は引きこもりですが、海に行くんですか?
A)時間も人のいない夕暮れだった
Q)それは1人で?
A)決して1人ではありません。3人で修さんの車に乗っていく。
浩子被告は初公判で起訴内容を否認していて、「ほう助」という罪が成立するかが争点となっています。
次回の裁判は12月20日(金)に行われます。