【旭川いじめ】「動画やだ」「怖い」「無理です」とSNSで送信 再調査委員会の報告書を公表
3年前、北海道旭川市の公園で女子中学生の遺体が見つかった問題で、再調査委員会の報告書が公表され、認定されたいじめの詳細が明らかになりました。
旭川市で2021年、当時中学2年生の廣瀬爽彩さんが凍死した状態で見つかった問題では、市教委の第三者委員会がまとめた報告書に遺族が反発したため、再調査が進んでいました。
13日に公表された再調査報告書は、廣瀬さんに対する7件のいじめを認定しています。
報告書では、クラス内でのいじめで居場所を失った廣瀬さんが、上級生らとのつながりを求めるなかで性的な動画の要求などさらなるいじめに苦しむ様子が記されています。
廣瀬さんは動画撮影を求める上級生とSNSでメッセージをやりとりする中で、「動画やだ」「怖い」「無理です」などと送信していました。
また、第三者委員会が認定を避けたいじめと自殺の因果関係について、再調査報告書は「いじめ被害が自殺の主たる原因であった可能性は高い」としています。