夜を徹した除排雪 幹線道路は進むも住宅街は道幅狭くガタガタ路面 ドカ雪に見舞われた札幌市
今週まとまった雪が降った札幌では、幹線道路などを重点的に夜を徹した除排雪が続けられました。
冬の市民生活に欠かせない除排雪。
市内の状況はどうなっているのでしょうか。
(石黒記者)「札幌市清田区の住宅街では、いままさに排雪作業が行われていて、次々と雪が運ばれていきます」
急ピッチで進む除排雪作業。
安全に人や車が通行できるよう道路の幅を広げていきます。
(石黒記者)「排雪作業どうですか?」
(市民)「助かる助かる。いまのところは定期的に入ってくれて助かっています」
今週、札幌に降った今シーズン1番のドカ雪。
マチの人は朝から雪かきに追われ、住宅街ではいたるところで車がスタック。
雪に埋まった車を出そうと、JAFの出動が相次ぎました。
幹線道路では路肩に積もった雪で道幅が狭まり、渋滞が発生。
札幌市内では一部の路線バスが運休しました。
その後、渋滞緩和のため、交通量が多い幹線道路やバス路線を中心に夜を徹して行われた除排雪。
降雪が多かった南区を19日に訪れるとー
除排雪が進み広くなった道路をバスや車がスムーズに走行していました。
一方、住宅街に目を向けるとー
(石黒記者)「こちらの道では道幅が狭く、車同士がすれ違うのも一苦労な状況です」
ガタガタ路面を車が譲り合って走行していました。
地域と市が費用を負担し合って行う生活道路の排雪は、今月下旬にも始まる見通しです。
来週、新学期の始業式を迎える市内の学校。
バス路線に面した通学路は歩きやすく除雪されている一方、歩道の雪山は残されたままです。
(札幌市雪対策室 井上実事業課長)「一気に降るとどうしても時間がかかってしまうところがある。進捗が遅れた場合には、関係機関や関係団体の応援を受けて作業を効率化する対策を考えています」
冬の市民生活に欠かせない除排雪。
札幌市は、市内の幹線道路の排雪について今月下旬の完了を目指しています。